台東区上野の整形外科|理学療法士がお送りするピラティスの話

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ピラティスの基本姿勢を身につけて体幹を整えましょう!

皆さん、こんにちは。
理学療法士、ピラティストレーナーの高田です。

前回の呼吸の話に引き続き今回は、

ピラティスの基本姿勢とも言えるニュートラルポジション仰臥位編についてお話をさせていただきます。

☆☆前回のコラムはこちらから☆☆

 

このニュートラルというは「中間」「中立」と言った意味があります。

ピラティスでのニュートラルポジションとは、

仰臥位、腹臥位、横臥位、座位、立位の各姿勢で頭部から骨盤までが一直線となり、

脊柱が生理的彎曲を保ち、骨盤が前傾、後傾、左右の傾斜どれにも偏っていない体幹の状態を言います。

また、肩甲骨の位置が脊柱、胸郭に対して適正な位置にあることが必要です。

(肩甲骨の適正な位置についてはマニアックにやると長くなるので、後日また掲載します。)
ピラティスのエクササイズの殆どはこのニュートラルポジションから始まり、ニュートラルポジションで終了します。
実際やってみると簡単に出来る人は少ないと思います。

私も13年前にピラティスを始めた時に.自分の身体を自然とニュートラルポジションの位置に設定するまでに1ヶ月ほど掛かったのを思い出しました…

仰臥位ニュートラルポジション
①膝を立てた仰臥位になります。
②足と膝の幅は拳大1つ分に設定します。
③左右のASIS(上前腸骨棘)から恥骨までの下腹部の平面を床または天井と平行に保ちます。

 

【下腹部面で手を三角形に作って設定するとやり易いです。】
④ASIS(上前腸骨棘)と肋骨下部(第10肋骨)が平行くらいまでになるように、骨盤と胸郭下部の位置を設定します。
⑤肩甲骨が床から離れないようしながら胸郭上部また鎖骨を左右に開くようにします。

 

【この時に胸郭下部が浮き上がらないように注意して下さい。】
⑥最後は顎を軽く引いて、頭頂部と骨盤がお互いに引っ張り合うようelongation
(軸の伸長)を行なって完成です。

 

難易度としては①②③までは簡単です。
④⑤が難しいかなと思います。

始めてニュートラルポジションを学んだ時に④⑤の姿勢を保つのが苦労したのを思い出しました。

是非、ピラティスをやった事のない方はチャレンジしてみて下さい。