隠れ脂肪肝かな?と思ったら,腹部エコーを受けましょう

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NHKでも話題の「隠れ脂肪肝」の原因と対策|さっそくリスクチェックしてみましょう!

今日は最近話題になりつつある「隠れ脂肪肝」についてとりあげます。

そもそも「脂肪肝」とは

食べ過ぎや飲酒により肝臓に中性脂肪が溜まっていく病気のことです。

・なぜ「脂肪肝」が問題になるの?

ウイルス、アルコールなど多くの原因により障害される肝臓は、障害の後に再生する臓器です。この障害が長期に続く(=慢性化)と、障害と再生の繰り返しの結果、線維成分が増え、肝臓は硬く変化してしまいます(=肝硬変)。

肝硬変となった肝臓は十分に働くことができず、腹水や脳症、食道静脈瘤を発症し、また、肝がんの発生リスクも増加します。

今まで、脂肪肝はB型やC型慢性ウイルス肝炎に比べて、肝硬変まで進展しまうことが少ないとされてきましたが、最近、考えられていたよりも高い頻度で肝硬変となり、肝がんを併発することが分かってきています

・「隠れ脂肪肝」ってなんですか?

一般に肝臓病は、発症初期には症状が少なく、診断が難しい場合が多いです。とくに脂肪肝は、その傾向が強く、血液検査におけるわずかな異常を見つけ、エコー検査により適切に診断することが必要であり、「隠れ脂肪肝」として問題となっているのです。

趣味がマラソンで、毎日お酒を飲んでいる男性が脂肪肝と診断。また、痩せていて、ほとんどお酒を飲まない女性も脂肪肝と診断。このように見た目や生活習慣からも判断することができないのが隠れ脂肪肝の特徴なのです。

・脂肪肝の相談、治療を受ける方法はあるのでしょうか?

血液検査の異常や症状がなくても、リスクチェック(以下参照)などにより、隠れ脂肪肝が疑われる場合は、専門医に相談することが勧められています。早めに診断し対策を講じることが、肝硬変や肝がんを防ぐために非常に大切です。当院で腹部エコー検査を受けることをおすすめします。

ぜひ、みなさんも一度チェックしてみてください。

リスクチェックの一例(NHK特集による)

https://www.nhk.or.jp/special/shiboukan/

診察時間は、以下をご覧ください。

https://ikeda-cl.org/medical-care/internal-medicine.html

受診前にあらかじめお電話をいただけると確実です。